常議員会のいま 若手も自由に発言できる雰囲気

 私は常議員となるのが本年度が初めてであり、常議員会における審議事項や審議の進め方等具体的なことについては把握できていなかった。
 常議員となってみると、財政や規則に関する問題から日弁連への答申や各種会長声明に至るまで、常議員会の審議事項が当会内外の問題全般に幅広く及んでいることが実感できるようになった。また、自分が関わったことのない委員会経由で提出される議題については、私が問題点すら把握していなかった事項について理路整然と整理されているため刺激的で勉強にもなる。
 私は、常議員会について、「執行部の方針に異を唱える方が続出して激論が繰り広げられる」というイメージを抱いていた。しかし、実際には、正面からの反対意見はほとんどなく、「理事者提案事項についてはこのようにした方がより良いのではないか」という方向からの意見が多いように思う。
 また、常議員会には、若手会員であっても自由に発言できる雰囲気がある。
 私は、その雰囲気に甘えて自由に発言しているが、若手会員であっても、同期や支部を代表して常議員として選出されている以上、述べるべき意見は述べる必要があり、それが当会のさらなる発展につながると思う。今後も顰蹙を買わない程度に自由な発言を続けていきたい。

会員 種村 求(58期)
横浜弁護士会新聞 2011年10月号より転載